工藤探偵事務所

Resarch and Investigation

シャーロックホームズとアドビ・デジタル・エディション

kudo-shunsaku2007-06-20




トウトウ来ました「Adobe Digital Editions 1.0」。

電子ブックリーダだそうです。それにしても展開速いよ、Adobeサン。

凄いです、コレ。

Adobe Digital Editions 1.0
http://www.adobe.com/products/digitaleditions/


このアプリケーション自体も探偵が待ち望んでいたものであるのですが、なんと言ってもApollo*1の機能を認識させるのに十分なのです。

そです、Apolloは待望していたものかもしれないと感じていたのです。Webのアプリケーションをシームレスに実行できる環境は皆、必要と感じていた筈です。そう感じている時にそれを見越したかのように発表されてきたのがApolloでした。この主旨は追記で述べます。宜しければどうぞ。



能書きは兎も角、摂り合えずコレ、見たい本をクリックして見て下さい。

このサンプルのどれかをクリックしてね。
http://www.adobe.com/products/digitaleditions/library/

電子ブックリーダが使えるようになります。

何も考えなくても使えます。

勝手にインストールしてくれます。

本が本棚に入ります。

本の整理できます。

デジタル本棚が出来ます。

探偵は早速、「シャーロックホームズの冒険」を入れておきました。

"The Adventures of Sherlock Holmes"

勿論、アーサー・コナン・ドイル "Sir Arthur Conan Doyle" デスヨ。

他にも フィリップ・K・ディック "Philip K. Dick" の "The Father Thing" や、ルイス・キャロル "Lewis Carroll" の不思議の国のアリス "Alice's Adventures in Wonderland"、そしてマーク・トウェイン "Mark Twain" のハックルベリー・フィンの冒険 "The Adventures of Huckleberry Finn" も。

嬉しいかも?

最高。英語だから読めないけどね。

そして凄いや、コレ。


こんな皆がつかってくれそうなソフトウェアを自分で作れたら本当に最高だけど。



追記:探偵の考えです。

記事:

ウェブで期待される技術「シームレスなランタイム」:

「ブラウザで操作出来れば簡単」というのは、ミドルウェアの管理ツールに代表されるように、様々な場面で想像されていました。しかしながら、RIA*2と呼ばれる技術により以前では実現が難しかった操作感までもがブラウザで出来るようになってきました。今後は更に様々な場面に於いてウェブで提供されているサービスだけではなく、ソフトウェア自身すらもウェブで提供しようという動きが活発になっています。但し、ウェブでのソフトウェアは使いやすさの反面、実装するのは至極困難なのは依然として何ら変わっていません。今後はウェブ・アプリケーションの実装の簡易さ、取分けユーザ・インターフェースの実装をより直感的に、より簡易に実装できるのか?が勝負どころになってくるのでしょう。そのための拡充が今後更に進んでいくものと予想されています。

またその先に必要とされるであろう技術は、「シームレスな環境」です。これはウェブを利用している際にインターネットが接続出来ない状態でも変わらず作業を続けれられるようなイメージです。Google DocsGoogle Spreadsheet のようにウェブでのソフトウェアが実現が真実味を帯びてくれば、尚更、サービスが停止したり、ネットワークに接続出来ないなどの状況は深刻であり、そして常に起こり得る事なのです。その際にそのような障害を利用者が意識せずに作業が続けられる、つまり透過的にサービスを利用可能な環境が必須になってくると想像しています。サービスとしてのソフトウェアというのが実現出来るか否かもこれに掛かっているといって差し支えないでしょう。以前からそのような機能を持つシームレスなランタイム(フレームワーク)が必要だと感じていました。そして現在、これに呼応するような技術が登場しつつあります。代表的な技術は、Adobe Apolloがあります。それに追従すべく、Microsoft Silverlight(WPF/E) や Google Gearなど相次いで発表されています。これらの技術がどのように必要とされる機能を満たすのか?今後注目すべき技術と現在感じております。

記事解説文:

ここでの論旨は二点あり、一つは、「どうやってウェブ・アプリケーションを簡易に創るのか?」という必要性から様々な開発フレームワークや開発環境が再度見直され「RIAが再度、盛んになりつつある」という点。現在の代表的な技術は、Ajax, Flex, OpenLaszlo, etc... 創るための手法の重要性。

もう一つは、ブラウザで動作するアプリケーションが増えることによって、更にインターネットに比重が移っていくことに対して「ウェブ・アプリケーションに多様な可搬性や流動性が必要」になるだろうと想像しており、必然的に「ウェブ・アプリケーション実行のためのランタイムの発展」が求められるという展望を持っています。それを勝手に「シームレスなランタイム」 "seamless runtime" と命名しております。

その代表が "Adobe Apollo" 正式名称は "Adobe Integrated Runtime (AIR)" です。

同様に上記を課題と考え、まるで追従するかの如く兆しを診せているのが、Microsoft Silverlight(WPF/E) や Google Gearです。

ウェブ・アプリケーションが継ぎ目無く更なる発展を遂げるべくその環境の重要性。

尚、Adobeの関連情報はココに掲載されています。

Adobe Integrated Runtime (AIR)
http://labs.adobe.com/technologies/air/

参考文献:

Tom and Jerry's Guide to the World Wide Web 2.0
http://kudo.shunsaku.googlepages.com/tomandjerry%27sguidetotheworldwideweb2.0

*1: a.k.a. AIR: Adobe Integrated Runtime。AIRが正式名称です。これまでコード名、Apolloと呼ばれていたのが改名されたのです。

*2:RIA: Rich Internet Application