工藤探偵事務所

Resarch and Investigation

明日なき世界

色々なことが起こりました。
心の支えだった人が居なくなりました。

愛らしくて、強くて、明るくて、無邪気な彼女。
ずっと一緒だと思っていたのに。

ウサギを飼っていて、いきものが大好きで、
羽が欠けた蝶々、巣から落ちた雀、迷い込んだ鳩や、
足が三本無くなったクワガタも拾い上げては 、 甲斐甲斐しく世話して、優しく包み込んでいました。
いのちの大事さを教えてくれましたのだと思います。

自分が何をしているのかわからなくなりました。
何か行動しなければと意味なく動いていました。

茫然自失というのは、こういうことなのでしょうか。
自分が何を考えているのかわからなくなりました。

コマ割り

次々と問題が起こり、それらと対峙しなければなりません。 ただ平穏に暮らしたいという願いだけなのに。

彼女の姿が見えなくなってから、もうすぐ二年が経ちます。
姿は見えないですが、いつもそば居てくれると感じます。

これからどうするのか。
これから独りでどうすべきなのか考えられません。
今まで先のことなんか何も考えずに生きてきたから。
毎日を生きていることだけでいっぱいです。
明日なき世界を堪え忍ぶだけ。

悲しみは癒えることなく、淋しさは募るばかりです。