工藤探偵事務所

Resarch and Investigation

フィリップ・マーロウ、ハンフリー・ボガート、エリオット・グールド

kudo-shunsaku2007-06-14



先日から探偵週間に突入した訳で気分はフィリップ・マーロウ(Philip Marlowe)。現在は「長いお別れ」を読み始めています。レイモンド・チャンドラー(Raymond Chandler)。


そして懸案だった村上春樹の翻訳版を今日やっと見つけたので購入しました。ハードカバーで分厚いです。ちょっとメゲソウな気もしますが、清水 俊二 翻訳版読了後に読み比べてみたいと想ってます。

ロング・グッドバイ

ロング・グッドバイ


もう一冊買いました。ボギーが映画でフィリップ・マーロウ演じている原作は「大いなる眠り(The Big Sleep)」。この原作は早川書房ではなくて、東京創元社から出てました。双葉 十三郎という人の翻訳です。

勿論映像でも楽しみたいと映画(DVD)も購入しました。名作シリーズで五百円でした。本屋さんで売ってました。改めてジックリ鑑賞予定です。何度も復習するのが好きなんです。

三つ数えろ [DVD] FRT-013

三つ数えろ [DVD] FRT-013

ボギーがフィリップ・マーロウを演じたのは、『三つ数えろ』。ややこしいですが、先ほどご紹介した通り原題は『大いなる眠り』(The Big Sleep)です。私立探偵フィリップ・マーロウ初登場な訳です。監督はハワード・ホークス

映画を見終わってから、逆に原作を読む順番にしようと想って買いました。

ところでフィリップ・マーロウは何本か映画化されているのですが、フィリップ・マーロウを演じる役者さんは異なっています。探偵はボギー大好きですので「フィリップ・マーロウ == ハンフリー・ボガート」 "Philip Marlowe == Humphrey Bogart" しかないと想っているのですが、実は他の映画を見たことがないです。

ちなみに「フィリップ・マーロウ」を演じた役者さん達は、ジェームズ・ガーナー (James Garner)、ジェームズ・カーン (James Caan)、エリオット・グールド (Elliott Gould)、ハンフリー・ボガート (Humphrey Bogart)、ロバート・ミッチャム (Robert Mitchum)。



どうやら翻訳の清水 俊二氏は、エリオット・グールド(Elliott Gould)版のフィリップ・マーロウがお奨めみたいです。マッシュ (M.A.S.H) に出てる役者さんデスヨ。映画はそう、ロング・グッバイ (The Long Goobye)、つまり「長いお別れ」です。 監督はロバート・アルトマン(Robert Altman)。

M.A.S.H. は大好きな映画でもありますし、その監督であるロバート・アルトマンが創り上げたフィリップ・マーロウは何時の日か絶対見ようと想います。(忘れないようにメモ。)ロバート・アルトマンレイモンド・チャンドラーと懇意にしていたそうです。それ故、映画では原作には書かれていない原作者の意図やニュアンスを上手く表現出来ているのだと。清水 俊二氏はその点もご指摘されていました。

ちなみに、松田優作エリオット・グールドフィリップ・マーロウが大好きだった(心酔していた)様子で台詞まで暗記していたそうです。

さらにちなみに、小鷹信光氏は、エリオット・グールドは好きじゃなくて、悪役から転じて探偵になったかのようなハンフリー・ボガートが良いのだそうです。


好みは其々ですが、フィリップ・マーロウがカッコイイと想ってるのは皆同じ様子です。
もちろん、探偵もその一人です。

The Big Sleep.

前の日記:

Raymond Chandler, Philip Marlowe, Humphrey Bogart
http://d.hatena.ne.jp/kudo-shunsaku/20070612/1181634273