工藤探偵事務所

Resarch and Investigation

AIR dev Night 03 - Panel Discussion, Demo Pod, Souvenir

パネル・ディスカッションです。

既に時間もかなり超過しており、一通り講演者の意見を伺うというものでした。
これはどのセミナーでもそうですが、ディスカッションという形式にはならないのは、過ぎたる配慮からでしょう。いつもながら、聴いていてもあまり面白くないものです。


その中から抽出します。


パネル・ディスカッション

パネル・ディスカッションで主たる話題にしたのは、AIR登場での良い点は?という問いです。

そこでは、デザイナーとプログラマ政教分離(?)*1、というかデザイナーとプログラマの垣根が縮まって一緒に仕事やれる政教一致(?)*2みたいな事を口を揃えて言っていたけど、何だか違和感があります。
デザイナーだから、プログラマだからという役割分担は大きな量の仕事になればなるほど、必要な場合は多いのだろうと理解出来ます。でも反対にデザイナーだから知らないとか、プログラマだからやらないとか、そんな協力し合わない、本末転倒な状況にもなりえるでしょう。デザイナーだから、プログラマだからというのは、如何なのでしょうか?*3

要するにくっ付くのが良いのか?離れるのが良いのか?という問題ではないように想いますし。

必要なのは『センスと趣味とユーモア』"Sense, Taste and Humor" であろうと、そう強く想います。

パネル・ディスカッションで、一番印象に残った言葉は、株式会社バスキュールの亀田剛さんが仰った、『パワーを持った人がパワーを出し切れる。それはカッコイイなぁ。』というのは、全く同感です。AIRがその障壁や柵を解き放ってくれるのだとしたら、それはかっこよいですね。本当にパワーを持った人とパワーの無い探偵とのどんどん差がついちゃうんですけどね。

そしてもう一つ、亀田剛さんが質問した「AIRP2P出来るんですか?」という問いは不意を突かれたものだったが、どうやらリリース 1.0 ではサポートするかもしれないとAdobeの太田禎一さんが回答してました。

まさに今後のネットワーク・トポロジとして "P2P (Peer To Peer)" は最重要点というか、この構成でなければ出来ないような事が多数出てくると想っていた訳ですが、それをAIRがサポートするのか?というところまでは考えが及びませんでした。なので要所を突いた突飛な質問とそれに呼応する回答ともに驚きでした。亀田さん、おそるべしです。


更には、開発者サポートの話に及んで、Adobeのサポート体制の充実やオープンソース化など、少なくとも開発者自身が解決できる道を提供して欲しいとの話を株式会社セカンドファクトリーの東賢さんがお話されていました。

またそれに便乗気味に AIR の専用コミュニティを創りましょうと『ひがやすを』さんが提案していました。『ひがやすを』さんが主催するので、Adobeが公認及びバックアップして欲しいとの話の流れになっていました。

コミュニティの発足を楽しみにしておきます。

パネル・ディスカッション風景

写真ありましたので御覧下さい。

左写真:ソニー 高野友晴氏、セカンドファクトリー 東賢氏、ひがやすを氏
右写真:サイトフォーディー 隅元章次氏、バスキュール 亀田氏、ティーケーラボ 小坂武史氏

Adobe AIRの今後を占う熱いバトルが展開 「Adobe AIR Developers Night」
http://codezine.jp/a/article/aid/1530.aspx

デモポッドでのデモ説明等

時間が無く未見です。*4


お土産

そうそ、帰りにTシャツとDreamWeaver Extension の入ったCD貰いました。

*1:-政教分離: 国家権力が宗教団体を援助・助長、又は圧迫してはならないとするのをいう。from Wikipedia.-

*2:-政教一致: 政教分離とは逆に、国家が特定の宗教を援助・助長するなどの密接な関係にある場合。from Wikipedia.-

*3:-実際にはデザインとか色の知識等等、あるいはプログラミング言語等、お互いに知りえない領域はあるのでしょうけれども。-

*4:-パネル・ディスカッション終了後、ダッシュでトイレに駆け込みましたので。-

AIR dev Night 04 - Impressions, Comments and My thoughts

兎に角、暗闇の中、合計四時間弱あまりパイプ椅子に座りっぱなしで疲れました。コーラは結局飲まなかったものの、来場前に飲んだ珈琲の所為で尿意を催すし、腰は痛いし。でも内容は刺激を受けるものではありました。そして終了後は、ダッシュでトイレに直行という結果です。

所感

随時、記載します。が、何より強烈な印象を残したのは、カリスマ・エンジニアの『ひがやすを』さんです。危ない系?兎に角、濃くて怪しい。

では二つに分けて所感を記載します。


ひがやすをさんへの所感

『ひがやすを』さん登場しました。何故にと想っていましたが、国際電通情報でFlashにコンバートする製品を作っていたそうです。それで登場と相成った様子です。

でも凄く怪しい。。。外見が『つんく』程度に進化したは存じておりましたが、その予想を超えておりました。当日は、更に濃さを増した日本人離れした顔に加えて、手入れしてないウェーブが掛かった長髪*1、そして洋服までもが何だか売れないバンドのボーカルのよう。敢えて風貌を表現するとちっちゃいイエモンの吉井*2風味かな?ファンに怒られるかも。ニュースに写真が出ているので御覧下さい。*3


そして怪しい身振り手振りでプレゼンテーションしてました。資料なし。デモはEclipseDelphiで出来た帳票画面をFlashに変換するというデモ。今まで気がつかなかったけど、『ひがやすを』さん、背が低いのです。演壇の机から顔がやっと出ている位です。それで演壇上で机を避けて動き回っていたのかもしれません、怪しい手つきで。喋っている内容も何だか新興宗教の勧誘の様相を呈していましたしね。。。会場内が怪しい空気に包まれました。

兎に角、怪しい、カリスマ。

ひがさんを知らない人がどう想ったのかは、やぶさかではない。ですが、『ひがやすを』さんが紛れも無く世界に名だたる日本のエンジニアの一人なのは疑いようもないのでしょうけど。

これもオツです*4

なんといっても結局『ひがやすを』さんの怪しげな身振り手振りとその声が強烈な心象風景として焼きついたのは言うまでもありません。

全体所感

刺激になったと思います。

但し、現在での捉え方が「ウェブ・アプリケーション」をそのまま「デスクトップ・アプリケーション」に出来るツール的な捉え方が大勢である様子です。確かにそれは素晴らしいです。

簡易にスタンドアロン・アプリケーションが作成できる。それはそれで便利なことですし、否定はしませんが、それが現在に於いて一番必要であり、求められているあるようには思えません。それだけならば、今までもRADなどと称したツール群がありましたし*5、これからも容易にアプリを構築できるツールはどんどん出てくるのでしょうし。

つまり本質的にも『肝心の壺』を突いていないと想うのです。

象徴的だったのは、ひがやすをさんがセッション中に聴衆に問いかけた内容です。『AIRを「デスクトップ・アプリケーション」と見ていますか?それとも「ウェブ・アプリケーション」と見ていますか?』という質問でした。

そのどちらか?というカテゴリのものでは無いだろうと想います。その両方の隙間を埋めてくれる『喪黒福造』を求めているのです。ネットワーク環境を透過的に結合もしくは自動連動してくれるシームレスなランタイムなのだと想っています。

まだこれから実装され提供されることなので皆さんも言及してないだけなのかもしれませんが、それがAIRに望んでいる唯一の事と言っても過言ではありません。

探偵自身はそれが求めている本質であり、それを実現できる技術の一つがAIRであると望んでいます。

関連事項で、Google GearsとのAPIの整合を行うという事はとても有意義だと想います。
是非、オープンでデファクト・スタンダードとなるようなインターフェースを提供して欲しいものです。


想い

何故にこれだけ探偵が "Apollo" 改め "AIR" に期待しているのかと云えば、Adobe が Flex などの自社技術をオープンソースとして公開するという方向性も欠かせない重要な点ではありますが、その本懐は前述の所感にも記述した事柄にあります。

前述したそれに更なる加筆を施すとすれば、

サーバーとクライアント間で自動で勝手にデータを同期してくれる。サーバー上にデータがあるのか?ローカルにあるデータがサーバーに反映されているのか?などと気にしたくないし、考えたくない。それは勝手にやって欲しい。

そして、
ネットワークが繋がっているかとか、
サーバーがダウンしていないとか、
サービスが正常に稼動しているかとか、
そんなことは全く気にしたくないし、気にするべきでない筈。
そうあるべき。

それが理想です。そのような環境をそのようなランタイムを望んでいます。

皆さんもそうだと想います。アプリケーションを使っている人も、アプリケーションを創っている人も。


ここにも想いが書いてあります。宜しければ御覧下さい。

Sherlock Holms in Adobe Digital Editions
http://d.hatena.ne.jp/kudo-shunsaku/20070620

関連情報:

クリエイティブなデモバトルが聴衆を魅了 - AIR Developer Night 2007
http://journal.mycom.co.jp/articles/2007/07/11/airnight/

SalesforceAdobe,プログラミング環境を統合した「Flex Toolkit for Apex」を発表
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20070417/268038/

AdobeSalesforceFlexとApexを連動させる「Flex Toolkit for Apex」
http://journal.mycom.co.jp/news/2007/04/18/032/

Apex Developer Network ブログ
http://adnblog.salesforce.co.jp/2007/06/flexapex1_39a6.html

Adobe AIR Developers Nightに参加
http://thirdbuzz.com/2007/07/adobe_air_developers_night.html

Adobe AIR Developers Night を覗いてきました
http://d.hatena.ne.jp/kiwamu/20070710/1184088313

Adobe AIR Developers Nightに行った時のメモをまとめます。
http://d.hatena.ne.jp/kasahi/20070711

アドビがAIRのイベントを開催,新しいサービスの姿を探る
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20070711/135870/

Adobe AIRの今後を占う熱いバトルが展開 「Adobe AIR Developers Night」
http://codezine.jp/a/article/aid/1530.aspx

工藤探偵事務所

Tom and Jerry's Guide to the World Wide Web 2.0
for you who felt lost in Jurassic Park
http://kudo.shunsaku.googlepages.com/tomandjerry%27sguidetotheworldwideweb2.0

Kamelot, Ghost Opera, EdenEcho, Not Opera, But Another Opera Matrix World.
http://blog.so-net.ne.jp/kudo_detective_office/2007-07-12

Sherlock Holms in Adobe Digital Editions
http://d.hatena.ne.jp/kudo-shunsaku/20070620

Adobe Public Bug Database and Issue Reporting System

This system is available to enter bug reports and to search for existing reports. An index of participating Adobe software products and Adobe sponsored open source projects will be available here soon

http://bugs.adobe.com/

*1:-どうやらちゃんと美容室で手入れしてる様子です。-

*2:-イエモンTHE YELLOW MONKEY、日本のロックバンド。サントリー伊右衛門のことではない。 吉井和哉イエモンのボーカル、ロビンとも呼ばれるらしい。-

*3:-記事最後の部分に「関連情報」へのリンクがありますのでどうぞ。-

*4:-自分の事を棚に上げて他人の事をとやかく言えた格好をしている訳でもなく。探偵も同類に近いですし。-

*5:-そして消え去りました。-

AIR dev Night 00 - Adobe Apollo Developers Night 改め、Adobe AIR Developers Night の巻

kudo-shunsaku2007-07-11



昨日開催された 『Adobe AIR Developers Night 2007』に参加して来ました。

その内容と様子を記述します。

Adobe AIR Developers Night 2007
http://www.adobe-dev-night.jp/

サイトの招待文言です。

『〜Go beyond with Adobe AIR〜 
"Web2.0 on Desktop" を実現する新プラットフォームとして注目を集めている Adobe
AIRは従来のWebアプリケーションの拡張や、ガジェット、グループウェアクライアントとしての利用をはじめ、新しいコンテンツ配信のプラットフォームとしての利用など、その適用範囲は様々な可能性を秘めています。

本イベントでは、さまざまなバックグラウンドを持つトップクラスのデベロッパー、クリエイターの皆様が「AIR」を使って、どのような可能性を拓くのかを、デモバトル形式でご紹介するほか、アドビ本社スタッフによる最新情報やロードマップについてもいちはやくご紹介する予定です。

AIRで明日のビジネスを切り開くデベロッパー、クリエイターの皆様の多数の参加をお待ちしております。』


当日、事務局からメールが着ました。

『尚、当日の受付が大変混雑することが予想されるため、受付開始時間を当初予定より早めて、17:15〜とさせていただいております。
お時間に余裕がございます方は、お席の関係もございますので、お早めにご来場いただけますようお願いいたします。』

という事だそうです。講演中、数時間も立ち見では流石にキツイだろうと想いましたので早めに出発です。開演一時間前に会場付近に到着して珈琲を頂いていました。
そして受付時刻になったのを確認して会場に行くと、もう既に黒山の人だかり。。。列が出来ているではありませんか?凄いなぁ。

小雨が降りしきる夕刻、六百人を超える来場者です。これだけでも期待度がどれだけ高いか判ろうというものです。

受付を済ませると特製のコーラかビールのどちらかをくれました。探偵はビールが欲しいところを我慢してコーラを選択。缶には"AIR"という紙がちゃんと巻いてある特製コーラを貰いました。

そして開演まで45分、iPodで "Kamelot" の "Ghost Opera" を聴きながら気分を盛り上げて、大人しくパイプ椅子に座って待ってました。

何だかJavaが出て間もない頃のセミナー雰囲気をも想起させてくれます。
JavaOneみたいにTシャツ投げもやってくれれば良いのになどとと想いながら、待ってました。

時刻が6時になり講演が開始されました。ここからは講演された内容を列記します。

全て暗闇の中で紙に走り書きしたメモを元に掲載しますので、些少の間違いあるかとも想われます。予めご容赦の程をお願い致します。

以下、内容です。

Contents:

AIR dev Night 00 - Adobe Apollo Developers Night 改め、Adobe AIR Developers Night の巻
http://d.hatena.ne.jp/kudo-shunsaku/20070711/1184149973

AIR dev Night 01 - Opening and Adobe Systems Session
http://d.hatena.ne.jp/kudo-shunsaku/20070711/1184154711

AIR dev Night 02 - AIR Demo Battle Session
http://d.hatena.ne.jp/kudo-shunsaku/20070711/1184155417

AIR dev Night 03 - Panel Discussion, Demo Pod, Souvenir
http://d.hatena.ne.jp/kudo-shunsaku/20070711/1184216885

AIR dev Night 04 - Impressions, Comments and My thoughts
http://d.hatena.ne.jp/kudo-shunsaku/20070711/1184217507


追記:

内容に全く関係ないのですが、会場の写真が綺麗に取れていないのは、携帯電話のMotolora M702iSの所為です。決して撮る技量が悪い所為ではありません(笑)。

そしてさらにこの機種はメモリカードスロットが外側に無くて、カバーを外して内部に入れなきゃいけないし、加えてminiSDじゃなくてmicroSDだし。面倒すぎる。

そこで撮った写真を載せるために、初めてBluetoothで写真を転送してみました。今まで一切使ってなかったのでパソコン、電話で双方の設定するのに、適当にやってみましたが何とか転送できました。これまた便利ですねー。知らないうちに、どんどん便利になってますよね。本当に色んな世の中の出来事を知らないのだけれど。。。

AIR dev Night 01 - Opening and Adobe Systems Session

オープニング&アドビシステムズセッション

Adobe Japan AIR 関係者だそうです。

敬称略。(名前間違ってたら御免なさい。)

  1. 伊藤かつら - マーケティング本部 本部長 
  2. 西山正一 - Webソリューション リーダー
  3. 古村秀幸 - ビデオソリューション部 部長
  4. 太田禎一 - プロダクト・スペシャリスト
  5. 小島 英揮 - エンタープライズデベロッパーサポート 部長

Adobe AIR Update

AIR History

  1. 2007/03/19 Public Alpha 1
  2. 2007/06/11 Public Beta 1
  3. 2007年中 FCS Release 予定

Flex Builder 3 --> AIR開発推奨環境

Flex SDK --> MPL*1オープンソース化(予定)

AIR Beta の変更点

  1. Drag & Drop 対応
  2. Copy & Paste 対応
  3. PDF 対応 (Adobe Reader 8.1 以降がインストール済みであること。)
  4. ローカルデータベース(SQLite)。画像や音声も保存できる。
    1. Google GearsAPIを整合(予定)
  1. Bug Database バグベース

http://bugs.adobe.com/

Sneak Preview

スニーク・プレビュー、リチャード・カルヴァン

Flash CS3 to AIR preview

  1. Dream Weaver extension
    1. Demo: "Spry"JS library を含んだコンテンツをAIR
    2. どんなコンテンツもAIR化できる。
  1. Flash から AIR へ (世界初、紹介)
    1. Demo: Flash cs3 から package AIR application へ
    2. Debugもできる。
    3. Extension として公開予定。

*1:-MPL: Mozilla Public License. モジラ・パブリック・ライセンス、略称:MPL。-

AIR dev Night 02 - AIR Demo Battle Session

AIRデモバトルセッション」と題した本セミナーの本題は、全部で6社の方が創ったAIR関連のデモを順番に紹介、説明するコーナーでした。

SONY

ソニー株式会社

ソニーでは、"FLO:Q" というサービスを提供しているらしいのですけど、それとAIRを連動させたデモを披露してました。

FLO:Q
http://floq.jp/top


  1. FLO:Q X AIR
    1. FLO:Qでは、ブログ・ツールなどのWidgetを提供している模様。
    2. デジカメのCyberShotで取った画像をWebのWidgetへUploadするアプリケーション。
    3. デモでは、取った写真をパソコンに取り込み、Web上のWidgetの背景に反映されました。
    4. 流石に自社製のデジものガジェットとパソコン、そしてサービスと連動したいというソニーらしい指向での試行です。VAIO, コンポ、ネット・ウォークマン的な発想ですね。++ でもAppleが大分リードしちゃっているので、何とかその牙城を切り崩したいという所でしょうか?勘繰らなくてもそうですよね。固有では標準技術で取り返すみたいな。
    5. そういえば組み込みJavaやJiniといったJavaでの家電への取り組みはすっかり音沙汰なしの様相ですし、Adobeの技術で組み込みや家電といった周辺を再発掘するのも一つの手なのでしょう、たぶん。

2nd Factory

株式会社セカンドファクトリー
Sierさんだそうです。

2nd FACTORY
http://www.2ndfactory.com/


  1. Metabo Camp, Metabo Dev Night
    1. Metabo Campは、iPod+Nikeで靴に走行距離を計測できるデータを取り込み、日々のカロリー消費量を計測できるアプリだった様子。
    2. この前回、既に紹介済みだったMetabo Campに改良を加えたアプリ。
    3. Metabo Dev Nightでは、その当日のカロリー消費量をサーバーであるCF*1に送りCF8*2での新機能のPDF生成機能を利用。
    4. 表彰状が貰えるというサーバー連動デモ。
    5. 元になった Metabo Camp 自体は、愛嬌もあって皮肉も利いてて中々の優れものに見えました。
    6. でも、Adobe ColdFusion 8を使うという主催者向けの「おべっか」が何だか嫌らしい。こういう場で公開するのに妥当な選択なんだろうけども、何だかいけ好かない。場慣れし過ぎてる感がちょっとだけですけどね。

Nike+iPod Sport Kit
http://www.apple.com/jp/ipod/nike/

Adobe ColdFusion 8
http://labs.adobe.com/technologies/coldfusion8/

ひがやすを

そです、あのSeasarを創られた説明不要のカリスマ・エンジニアさんです。

ひがやすを on はてな
http://d.hatena.ne.jp/higayasuo/

電通国際情報サービス(ISID)
http://www.isid.co.jp/solution/oss/seasar.html

  1. AIRについての所見
    1. まずは聴衆に問いかけていました。『AIRを「デスクトップ・アプリケーション」と見ていますか?それとも「ウェブ・アプリケーション」と見ていますか?』という質問でした。
    2. つまりは、「デスクトップ・アプリケーション」は、クラサバ*3でいうところのクライアントに相当するものだという事です。
    3. では、SilverlightAIR ではどうか?
    4. 双方とも大企業が提供する同質のものであり、大差ないであろうという予想。
    5. でもSilverlightでは、サーバーサイドは.NETでの実装に限定されるのは必死。
    6. サーバーサイドでは現行Javaが王道であり*4、その親和性から考えてFlexAIRに軍配有りと説いておられました。
  1. Coraleef
    1. 「コーラリーフ」という変換用プラグイン製品を開発しているとの事。
    2. 「コーラリーフ」は、DelphiVBなどで書かれたクライアント部分のアプリケーションをFlexAIRに変換出来るのだそうです。
    3. レガシーアプリケーションのポーティングが
    4. Eclipse上でデモしており、Delphiの複雑な帳票画面を「ボタン一発」でFlexに変換していました。
    5. 講演内容の様子については所感を御覧下さいませ。

SiTE4D

サイト構築やデザイン等を主務にしている模様。
ケントスグループと深いお付き合いの御様子です。

SiTE4D Labs
http://labs.site4d.jp/

SiTE4D
http://www.site4d.co.jp/portfolio/kentos/

  1. Desktop Widget
    1. SA-400系と命名された時計やお天気等の様々な小物ウィジェットを作成。
    2. それらウィジェットを複数統合したSA-500系なるものを作成。
    3. さらにはそれらを拡張したSA-600系。個々の出し入れやフォーカス化などをフィーチャ。
    4. SA-400系だの、SA-500系だのの名称は、もしかして「てっちゃん」*5かと勘ぐる事が可能。
    5. 紹介した一部のアプリは、既にSiTE4D Labsで公開しているそうです。

SA-500系

  1. Business Widget
    1. 先ほどのウィジェットをビジネス用途にしたものを個々に作成。
    2. サービス内容は、セールスフォースのサービスを対象したもの。
    3. Adobe Flex Toolkit for Apex を使用との事。

Apex Developer Network
http://www.salesforce.com/developer

  1. Bookmark Application
    1. デスクトップに気に入ったサイトの一部の情報をトリミングして持ってくるアプリケーション
    2. アプリケーションから指定したサイトを閲覧して矩形ツールでクリップ出来る。
    3. 自分が指定したクリップした部分のみを表示させる事が出来る。
    4. デスクトップに自由に配置出来る。また配置した位置は記憶しており、次回起動時に同じ配置で起動される。
    5. また収集した情報はサーバーサイドにRDFで格納可能であるとの事。これにより共有も可能になるとの事。
    6. 見た目のインパクトも凄く、何も言わなくとも思わず納得してしまう出来映えでした。

Bascule

株式会社バスキュール

エンタメ系インターネット・コンテンツを製作する会社だそうです。

Bascule
http://www.bascule.co.jp/

  1. UBrowser
    1. デモに何を創ろうかと会議。
    2. 会議中にメンバーがUBrowserを模したものを作ってしまう。
    3. 凄すぎ*6

UBrowser
http://www.ubrowser.com/


  1. Air Works
    1. 仕事中に遊んでいると見られないようにするブラウザ。
    2. 概観はFireWorksであるが、実はブラウザという代物。
    3. FireWorksがそうであるように、透過やアルファブレンディングまで出来てしまう、ブラウザなのに。
    4. 名前に由来は、Air Guitarのそれと同様に「仕事をしているフリ」とAIRを掛けたものの様子。
    5. 秀逸な出来。そしてAirの可能性を提示してくれている。
    6. 兎に角、凄い。使い道はわからないけど。
  1. Grid Browser
    1. 複数の人がブラウザで閲覧しいる状況をモニタ出来るブラウザ。
    2. 個々の見ているものが判り、コミュニケーション・ツールとしても有用。
    3. デモ中に時折、画面にティッカー風に流れてくる文字には、「かめだかっこいいー」、「かめだ、ここでオチを。」等等、プレゼンを励ますメッセージが出てきていて、それも興。
    4. 会場の笑いを誘う。
    5. デモバトルでの優勝者はバスキュールに決定です*7

TK LAB

株式会社ティーケーラボ

tk-lab
http://www.tk-lab.com/

  1. Push Application
    1. ウィジェットに情報を送りこみたい。
    2. LCDS*8を使ってpush機能を実装しようと目論む。
    3. 情報をサーバーからデスクトップのウィジェットに送信して表示。
    4. 同様に動画も送信できるように考慮するが、動画のURLを送信してクライアントが動画を取得出来るように実装。
    5. 今後、取得した情報のデータ管理や失効などの実装も必要。
    6. デザイナーとエンジニアの二人が互いに相手の領分を知らないで協同して作業できた事が評価される。
    7. 特にエンジニアは4月からジョインした方でJavaは知っているがFlashは皆目検討がつかない状態からでプロジェクトが進行したらしい。*9
    8. 現行、最良のマニュアルはFlex Builderのチュートリアルがベスト。

*1:-CF: ColdFusion.-

*2:-CF8: Adobe ColdFusion 8.-

*3:-クラサバ: クライアント・サーバー。Client, Server Application.-

*4:-現在からで、あと5年や10年はJavaが続くだろうという事です。-

*5:-てっちゃん: 鉄道マニア。-

*6:-ここにもギーグが一人居ました-

*7:-総合的見地からの探偵の勝手な独断ですけど、優勝はバスキュールでお願いします。-

*8:-旧FDS-

*9:-頑張りましたよね、偉いです。-