今日の格言
「儀式の効用」
『宮廷生活は、音楽に似ている。めいめいが、拍子と休止を守らなければならない。宮廷の人びとは、退屈のあまり死んでしまうにちがいない。もし、彼らが儀式によって時間をつぶすことができなければ。』
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ Johann Wolfgang von Goethe
引用元:『ゲーテとの対話』上巻154ページ
- 作者: エッカーマン,山下肇
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1968/11/16
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解説では「出るところと休むところをわきまえることだ。それが礼儀作法であり、また社会的な効率のよさでもある。」だそうです。
「儀式は儀式で行う意味あるのだ。」とも言ってます。
ここでの解説とちょっと違うかもしれないけど、儀式は必要だと思ったことがあります。それや神社に厄払いにいった時です。探偵も儀式は好きではないし、信心深いほうでもないですが、厄払いはした方が良いと勧められて行きました。厄払いでは神殿に入るまでが異様に長く、一つ一つのことに意味があるのでしょうけど、良く分からない。でも祈祷を上げてもらい、説教を聴いて、滞りなく全てが終了する、その間ずっといろいろなことを考える時間になりました。普段、考えていないような事まで、振り返ってみなおしたりもしました。その神妙な時間が大事なのだと理解しました。