工藤探偵事務所

Resarch and Investigation

儀式の効用。 ゲーテ

kudo-shunsaku2007-03-30


今日の格言

「儀式の効用」


『宮廷生活は、音楽に似ている。めいめいが、拍子と休止を守らなければならない。宮廷の人びとは、退屈のあまり死んでしまうにちがいない。もし、彼らが儀式によって時間をつぶすことができなければ。』

ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ Johann Wolfgang von Goethe

引用元:『ゲーテとの対話』上巻154ページ

ゲーテとの対話 上 (岩波文庫 赤 409-1)

ゲーテとの対話 上 (岩波文庫 赤 409-1)




解説では「出るところと休むところをわきまえることだ。それが礼儀作法であり、また社会的な効率のよさでもある。」だそうです。

「儀式は儀式で行う意味あるのだ。」とも言ってます。




ここでの解説とちょっと違うかもしれないけど、儀式は必要だと思ったことがあります。それや神社に厄払いにいった時です。探偵も儀式は好きではないし、信心深いほうでもないですが、厄払いはした方が良いと勧められて行きました。厄払いでは神殿に入るまでが異様に長く、一つ一つのことに意味があるのでしょうけど、良く分からない。でも祈祷を上げてもらい、説教を聴いて、滞りなく全てが終了する、その間ずっといろいろなことを考える時間になりました。普段、考えていないような事まで、振り返ってみなおしたりもしました。その神妙な時間が大事なのだと理解しました。