工藤探偵事務所

Resarch and Investigation

詩的に考える。 ゲーテ

kudo-shunsaku2007-04-03


今日の格言

「詩的に考える」





『散文を書くには、何か言うべきことをもっていなければならない。しかし何も言うべきことをもっていない者でも、詩句や韻ならつくれるよ。詩の場合には、言葉が言葉を呼んで、最後に何かしら出来上がるものさ。それが実は何でもなくても、何か曰くがありそうに見えるのだ。』

ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ Johann Wolfgang von Goethe

引用元:『ゲーテとの対話』上巻289ページ

ゲーテとの対話 上 (岩波文庫 赤 409-1)

ゲーテとの対話 上 (岩波文庫 赤 409-1)

解説では「論理的思考を封印してみる」とか「意味不明を楽しむ」とある。そして「脳のストッパーを外す」とあって、思考をジャンプさせて子供の様に連想するのだとある。

探偵は生来、論理的ではない感覚派だし、連想しまくりだし。子供の脳みそなのだ。なので連想や空想は得意なのだ。以前、一緒に仕事したフランス人にも英語の文が「詩」みたいだと褒められた。本当は意味が分からないという事だろうけど、褒められて伸びる子なので勝手に良い意味に解釈した。本当は英語が苦手だったからですけど


現在、本(報告書)を執筆中で最初から論理立てて書こうと思って煮詰まりました。情報が頭の中で連結しない、ニューロンの先っちょがシナプスになってくれないのです。シナプス出来ないとニューロン間の情報が行き来しないのです。なので脳は混乱状態のまま。そして何も書くべき事を見つからない。無論、結論も出ない。というジレンマに堕ちてしまいました。自分で課した締め切りに追い込まれて、結局、思いついたまま実際に経験して感じたことだけを書き始めると、すらすら書き出せました。これは散文というよりも詩として書いたのでしょう。でも項目が多過ぎて大変だったのと、結局、詩と詩を連結するためのシナプスを作らなければ、いけなかったのでした。結果は散文になったけど、やっぱり詩のほうが得意かもしれません。

もっと早くこれに気がついていれば、もっと書けたかもしれません。意味不明なのは変わらないけれどね。

書いた本は現在、校正、追記中です。そのうちお披露目します。


ネタ元。: 座右のゲーテ -壁に突き当たったとき開く本 (新書)齋藤 孝 (著)

座右のゲーテ -壁に突き当たったとき開く本 (光文社新書)

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