今日の格言
「他人の評価を気にしない」
『君にうちあけておくのだが、これは、すぐにでもいろんなことに役に立って、生涯君のためになるはずだからね。私の作品は世にもてはやされることはなかろう。そんなことを考えてみたり、そのために憂身をやつしたりする人間は間違っているよ。私の作品は大衆のために書いたのではなく、同じようなものを好んだり求めたり、同じような傾向をとろうとしているほんの一握りの人たちのためのものなのだ。』
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ Johann Wolfgang von Goethe
引用元:『ゲーテとの対話』中巻36ページ
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解説ではダイレクトに大衆に受け入れられることを意識すると一瞬にして消費されて終わりである。それに如何な孤高であったとしても、わかってもらえないことは、やはり辛い。だから「わかってもらいないこと」に対する「折り合い」をつけることが大事だということです。
ネタ元。: 座右のゲーテ -壁に突き当たったとき開く本 (新書)齋藤 孝 (著)
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確かに探偵も近年、痛切に感じることであります。反面、自己中心的になってしまう落とし穴もありますが、本当に大事だということを貫徹するのが大事なのでしょう。それと確かな指標は、身近な人、特定の人、その人だけにでも必要だと感じてくれるものを作るのが、真摯な態度であり、正しい道しるべとなるのでしょう。探偵もそれを正しいのだと信じて実践しています。