工藤探偵事務所

Resarch and Investigation

愛するものからだけ学ぶ。 ゲーテ

kudo-shunsaku2007-04-10


今日の格言

「愛するものからだけ学ぶ」




『人はただ自分の愛する人から学ぶものだ。』

ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ Johann Wolfgang von Goethe



引用元:『ゲーテとの対話』上巻202ページ

ゲーテとの対話 上 (岩波文庫 赤 409-1)

ゲーテとの対話 上 (岩波文庫 赤 409-1)

解説では「スタイルの似た人に惚れ込め」とある。惚れ込める人は自分とスタイルが似ている人である、だから自分にとって真似しやすいもの、模範になるものだと吸収が早いという論理である。ある意味、偏愛せよという事でもあるらしい。




確かに自分がのめり込めるのでなければ、多大な労力を擁してそれに情熱を注ぎ込めるはずもなく、吸収できるはずもないのでしょう。逆にこんな風になりたいと思えば、情熱をそれだけに注ぎ込んで、一挙手一投足まで真似しようと思うかもしれない。若い頃はそうだったかもしれない。それも振り返れば盲目過ぎるけど。どちらにせよ、自分で良いと思わなければ、駄目なのは明らかです。しかも対象が人間でその人から何かを学ぼうというのであれば、何かしらの敬愛の念を抱かなくては栄養を吸収できず、結果としても自身の滋養にはならないのでしょう。