今日の格言
「愛するものからだけ学ぶ」
『人はただ自分の愛する人から学ぶものだ。』
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ Johann Wolfgang von Goethe
引用元:『ゲーテとの対話』上巻202ページ
- 作者: エッカーマン,山下肇
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1968/11/16
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解説では「スタイルの似た人に惚れ込め」とある。惚れ込める人は自分とスタイルが似ている人である、だから自分にとって真似しやすいもの、模範になるものだと吸収が早いという論理である。ある意味、偏愛せよという事でもあるらしい。
確かに自分がのめり込めるのでなければ、多大な労力を擁してそれに情熱を注ぎ込めるはずもなく、吸収できるはずもないのでしょう。逆にこんな風になりたいと思えば、情熱をそれだけに注ぎ込んで、一挙手一投足まで真似しようと思うかもしれない。若い頃はそうだったかもしれない。それも振り返れば盲目過ぎるけど。どちらにせよ、自分で良いと思わなければ、駄目なのは明らかです。しかも対象が人間でその人から何かを学ぼうというのであれば、何かしらの敬愛の念を抱かなくては栄養を吸収できず、結果としても自身の滋養にはならないのでしょう。