今日の格言
「実際に応用したものしか残らない」
『いろいろ研究してみたところで、結局実際に応用したものしか、頭にのこらないからな。』
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ Johann Wolfgang von Goethe
引用元:『ゲーテとの対話』上巻108ページ
- 作者: エッカーマン,山下肇
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1968/11/16
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この言葉を受けての弟子のエッカーマン(Johann Peter Eckermann)の発言が、
『古代史や近代史を聴講しましたが、今ではもう一言も覚えておりません。しかし、いま劇化でもするつもりである時代の歴史を研究したら、その研究はきっといつまでも自分の身についたものになったでしょうね。』
だそうだ。
解説では、机上で学んだことは実践したときに意味が初めて実感を伴ってわかる。(確かにそうだ。)だけでは不正確であり、何かを勉強しようとしたときに「やみくもに」試してみたところで身につかない。つまり「これをやるんだ」という心構えが前提になければ駄目だということだそうです。
確かにその通りです。どんなことでも勉強です。それを自分の肥やしにしようと思ったときに、全ての事柄が栄養になるというわけです。
解説の続きでは、外食するときも自分で料理を作ろうという意識があれば料理をしない人とは違う要点を吸収できるし、女性にプレゼントをするときも、その女性を意識していれば、ピアスなのか?イアリングなのか?程度はちゃんと観察しているでしょう、という事である。つまりは、モテカタまでも左右するという忠告でもありました。