今日の格言
「性に合わない人ともつきあう」
『性に合わない人とつきあってこそ、うまくやって行くために自制しなければならないし、それを通して、われわれの心の中にあるいろいろちがった側面が刺激されて、発展し完成するのであって、やがて、誰とぶつかってもびくともしないようになるわけだ。』
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ Johann Wolfgang von Goethe
引用元:『ゲーテとの対話』上巻143ページ
- 作者: エッカーマン,山下肇
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1968/11/16
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自分と違う種類の人間と付き合う事によって自分が成長するという話です。
解説では、兄弟、姉妹が多い時代であれば、それこそが良いトレーニングであり、人間が練れるとあります。そして締めには、『世間とうまくつきあう方が、個人で生きる上では楽なこところもあるということだ。』だそうです。
自分と異なる考え方の人に出会い、そしてある時間を過ごすことによって、様々事を学んで行くのは間違いないのでしょう。自分とは違う考え方や感じ方が存在すると事を知る事だけでも、意義があることだと想います。
でも、いくらなんでも、全く性に合わない奴と大事な時間を過ごすことは、抵抗があります。「性に合わない奴」が言うことを何とかやり過ごす事が出来るのであれば幸いですが、こちらの人格まで破壊しようとする輩も居ますので、そんな奴は存在すら無かった事にしたい程です。ましてや、いくら好きな人が相手でも一緒に過ごす時間を重ねていくとすれ違いもあるというものです。「性に合わない奴」とは一緒に居たく無いというのが本音ではあります。
加えて解説には
「歳をとったら、気の合う人とだけしめやかに暮らしていくというのはいい」
とありますので、修行が足りない探偵ではありますが、そうさせて貰いたいとも想います。